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生きとし生けるものすべてが進化してきました。
世界や環境に適応できるように
しかし、進化には正の進化と負の進化があり
負の進化を遂げた生物は滅亡してしまいました。
進化した特徴は親から子へと形質が伝わる
「遺伝」という生命現象でつないできました。
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遺伝は体だけ?
遺伝って体や細胞だけのことなのでしょうか?
もしかしてこの感情や思い込み
なんの氣もなく使っている言葉も
遺伝しているのかもって思うんです。
その遺伝が私たちのマインドセットさえも
変えているのではないかと・・・
もしそれに氣がつかないでいると
知らぬ間に人生も左右されてしまうのでは
ないでしょうか?
褒められたくない
そう考えたのは10年ほど前の
セッションの途中でした。
その女性は
私は褒められるようなことをしたくない
人に褒められるようなことをすると
心が不安になる。
とおっしゃるのです。
んんん~
そのようなことをおっしゃる方がもっといたな~
と思いだしてみました。
その時の記録を出してみると
そう、そうありました。
更にふたりとも同じように自分を承認せず
いつも自分に何かしらの課題(ノルマ)を課してばかり。
きつくなってご相談に見えたのでした。
母の言葉
いろいろとお話をうかがってみると
どうやらその理由は幼少期の親御さんからの言葉でした。
その方が褒められるようなことをすると
親御さんがそれを褒めるどころか
さらなる課題を投げかけるのです。
例えば
「お母さん、掛け算の3の段までできるようになったよ」
というと
「そう、じゃ次は4の段、5の段までおぼえなきゃね」
とか、
「玄関の履物をならべたよ」
と得意げに言うと
「せっかくなら掃き掃除までやればよかったのに」
と、さらなる課題を投げかけていたそうです。
そのせいか
その方は自分自身に対してもなかなか「自己承認」ができず、
いつも自分に課題(ノルマ)を課しては責めていました。
遺伝の原因
しかし親御さんはなぜそんなことを言ったのでしょうか?
決して我が子が憎くて言ったのではないでしょう。
その方のお母さんと会ってみました。
そしてそのことを伝えたんです。
「お母さんはそのようにおっしゃったことが
多いそうなのですがなぜですか?」
と、するとお母さんはこう答えました。
「私もそうやって親に育てられた来たからですかね」
ん、ということは親からされたことを
そのままお子さんにしてしまった・・・
じゃ、お母さんのお母さんももしかして・・・
同じ言葉で育てられていたとしたら。
それこそ
特徴は親から子へと形質が伝わる
「遺伝」???
遺伝は変えられる
ボク達の常識ってやつや考え方や思いこみって
いろんな人達の
偏った刷り込みから出来ているケースも有ります。
お母さんもお父さんも。
おじいちゃんやおばあちゃんも
そのまたご先祖様も刷り込まれたとしたら・・
そして、それに
何世代も氣付かないとしたら・・・
と考えると、
もしかして、
平安時代や江戸時代の祖先とかから、
もしかして、
同じ考え方していた可能性も
では、どんな事が潜在意識に入ってるのかな・・・?
ワ・タ・シは大丈夫って言い切れますか?
そう、大丈夫なんて思うのは
刷り込まれた言葉や思い込み考え方が深すぎて
あまりにも当たり前すぎて
自分に氣がついていないのかも
でもね・・・
結構、事細かに入ってる・・・
ここで自分を注意深く観察してみませんか?
対人関係のやり方、
お金に対する考え
仕事ってなんでするの?とか
女性とはこうあるべき?
男性とはこうでなければ?
◯◯しなくてはいけない。
◯◯してはいけない。
そうなんだよね~
思い起こしてみると、結構あるんです・・・
潜在意識にあるだけで、自分にはわからない場合が多いし、
顕在意識でそう思っていないところが、また怖い・・・
常識だって思ってることも
人種や国や、育ったところで変わります。
だってさ、日本じゃお椀をもって食べるのが礼儀やマナーだけど
韓国じゃ、卑しい行為なんですよ。
お刺身だって醤油で食べるって疑わない
(ボクの友人にソース派がいるのです)
目玉焼きなんて千差万別ですよね~~
醤油に
塩
ソース
マヨネーズ
ケチャップ
でしょ~
体の特徴の遺伝は変えられませんが
もしかして・・・今・・・
それに氣付いたなら
言葉と感情と思い込みの遺伝を
変えるチャンスなのかもしれません。
今日もお読みいただきありがとうございます。

大田 裕

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